東淀川区上新庄駅近くの放課後エジソン児童発達支援・放課後等デイサービス代表舩曳です。
懐メロであった「一日一歩、三日で三歩」という言葉は療育でとても大事だと思っています。
まず最初から「高望みをしてしまう」と色んな意味で残念な結果になってしまいます。
とりあえずは、「児童発達支援や放デイに一日行ったら、お子様が何か一つでも得て来たらラッキー」だと思っておくこと。
これ、とっても大事なことです。
あれもこれもと思う方ほど、色んな児童発達支援・放デイジプシーを始められて、彷徨っています。お子様が得ているリターンが少ないのが気になります。
また1日行ったら1個のことを得るなら、週1ご利用のお子さんは週に1つのものしか得られないので、1年通ったら、52個くらい(休み等は除いて)、同じく1日行って1個のことを得るなら、週5ご利用のお子さんは、週に5つ、1年通って260個くらい(休み等は除いて)得られるわけです。
まずここだけで5倍の差が生まれています。
さらに、児童発達支援・放デイでも毎日時間は流れていますから、対人関係、いわゆる「お友だち」との仲良くなり具合は、1日1個どころのさわぎではありません。
それは週5来ていつもいる子どもの方が「先輩かぜ」を吹かせられるわけです。
その分、居心地の良さは格段に週5の方が上です。
もちろん週1利用のお子様が損をしないようにスタッフも配慮はしていますが、それでもお子様が感じている心理的コストは、「御本人にしかわかりません」。
療育は習い事ではないので、色々習うことよりも「一貫性のあることをルーティンとしてこなすこと」を体得するほうがよほど生きる上で役立ちます。
また公的サービスでもあり、支援という特性上、【(利用者負担額の)上限がある】ため、一定回数使うなら、使い放題だと理解して、ちゃんとした療育を上限いっぱい受けられるところの方が「お子様にとって分かりやすい世界で生きられる数が増える」ということになります。
もし児童発達支援や放デイに行って、「1回行ったら、1つ得られたらラッキー」と思えるように保護者様もなってくれたら、その分お子様は一つだけ生きやすくなります。
後の伸び代のことを考えるのであればなおさら、1回の通所に多くを求めるのではなく、「1つずつの積み重ねを繰り返し行ってくれるところってどこ?そこに出来るだけたくさん通うことで、結果的に多くのものをお子様が得る」という観点で、児童発達支援・放デイを探してもらえたらいいかと思います。