東淀川区上新庄駅近くの放課後エジソン児童発達支援・放課後等デイサービス代表舩曳です。
以前も少し触れた不登校支援シリーズ第2弾です。
不登校支援には必ず「周囲の大人の一貫した対応が大切」ということはお伝えした通りです。
Aという大人は「学校は行くものだ」と言い、Bという大人は「学校に行かなくていい」となると、Bの方に子どもは近づき(懐くわけではありません)、Bにとってその子は扱いやすくはなるでしょうが、結果「Bさんは周りから【あの人のせいで不登校改善のための支援がうまく行かない】」と個人攻撃を受ける羽目になります。
で、その過程で必ず通ることなのですが、お子様から
「学校にはなんで行かないといけないの?」
と聞かれた際、回答がまちまちだと困るわけです。
ですので、上記のようなAさん、Bさんが現れないようにするために、
【学校にはなぜ行くのか?】
を周りの大人達は共有し、一貫した返しが必要になるわけです。
ちなみに私はよく
「学校は基礎体力を身につけるために行くところ」
と回答しています。
基礎学力ではなく、「基礎体力」です。
・授業中静かに黙って聞く
・自分の意志とは無関係だが、集団での行動に乗る
・我を出してよいときとダメなときのON/OFFを学ぶ
・半日という長時間一定の場所の中にとどまり、安全面に気をつけながら滞在する
こういうことを、学校では、自然と学ぶことが出来ているわけです。
・・・まあ出来てないところもあるとは思いますが。
ただ一般的にはこういった生きる上での基礎体力を学校で学ぶわけですね。
不登校歴数年、外界との接点はなく、接する大人は保護者だけとなると、この前のあべのタスカルではないですが、「地震など不足の事態になったとき、上記のような基礎体力がないと困る」ということが起こります。
地震などなくても、高校受験、Youtuber、投資家、何でもいいですが、基本的には生きるためには「基礎体力ありき」ではあります。
この本質的な部分を明確に答えられるかどうかで、不登校支援は随分変わってきますので、何かの助けになれば幸いです。
ただ、放課後エジソンが不登校特化型施設ではないので、相談は受けられるが、不登校治療施設ではないということはご了解いただけると幸いです。