放課後デイサービスの探し方 その1
東淀川区上新庄駅近くの放課後エジソン児童発達支援・放課後等デイサービス代表の舩曳です。
放課後の子どもの居場所や、せめて宿題はそこでやって来て欲しいという中、選択肢の一つに上がりやすいのが、
「放課後デイサービス」
です。正確には児童発達支援、だったり放課後等デイサービスだったり、それら2つを合わせた多機能型と呼ばれるのですが、このブログでは、以降呼び方を一律放課後デイサービスで統一します。
受給者証が必要となりますが、そこだけクリアしてしまえば、いきいきと同じく児童を預ける一つの選択肢になりえます。
放課後デイサービスと聞いても、それぞれ特色があります。放課後デイサービスを探すときに入れるキーワードにもなるかと思うので、ざっくりとした放課後デイサービスの種類や特徴を述べてみます。
1.運動療育型
運動療法と呼ばれる体を動かすことを謳った放課後デイサービスです。
運動療法は身体機能を中心として伸ばす場所のため、比較的低年齢から定着しやすく、馴染みやすい特徴があります。
運動療法は元々スポーツ教室だったところや、言語が出にくい場合、
「まず体を動かして、発達を促す」
という点で人気がある児童発達支援・放課後等デイサービスの一つです。
体を動かすため、ADHDや落ち着きがないお子さんにとっては、
「まず体を動かす」
という点で、発散して帰ったら疲れてよく眠ってくれるというのはあるかもしれません。
運動療育型のデメリットはと言えば、
「運動の専門家がやっていることが多く、発達を促すというよりは、身体機能の向上を目的として」
やっていることが多いため、運動が苦手なお子さんには合わなかったり、運動と発達の関係が完全に分かって行われている訳では無い点です。もちろん分かっている方も居られます。
発達の一つの段階や一つの軸として、身体機能があり、それを意識して伸ばす点は大事だと考えますが、身体機能を伸ばすことで、発達段階のどこに繋がるのかというのが理解出来ている指導者が居ないと、ただ体が動かせるようになるだけというのは、少しもったいないかもしれません。
2.学習塾型
元々が学習塾のことが多いですが、学校の宿題だけではなく、学習をメインに教えてくれることが多い放課後デイサービスです。
何かしら集中力を欠く要因があり、それを学校の学習に加え、学習を積み重ねて行くことで、量と質の担保という点では、学習塾型の良さはあると思います。
「とにかく勉強が出来るようになって欲しい」
と願う場合、学習塾型の放課後デイサービスは選択肢の一つに上がると思います。
デメリットとしては、
ただ元々
『学習優先』
という形のため、学習以外のことについては、多少融通が効きにくい点があります。
例えばゲームであったり、集団で揉まれて伸びるスキルや能力、いわゆるコミュニケーションについては、対大人しか伸びにくいという点はあるかもしれません。
歴史が長い放課後デイサービスほど、ゲームや玩具などは揃いやすい傾向にあるため、学習塾型であっても歴史が長い放課後デイサービスにおいては、学習面以外のことでも融通が効くこともあります。
3.習いごと型
ピアノやダンスなど、元々そういった教室をしていた、もしくは続けたかった経営者が
「放課後デイサービスのスキーム」
を使って、放課後デイサービスとして謳っているところもあります。
元々あなたやお子さんがその習い事に興味があり、放課後の時間を無駄なく使ったり、安く利用しようと思ったら、習い事型というのも選択肢の一つに上がるかもしれません。
ただ自治体によっては、特に大阪市のように「習い事助成金」を出している関係もあって、最近の放課後デイサービスの傾向としては、そういった習いごと型の放課後デイサービスは肩身が狭くなっている傾向があります。
デメリットとしては、
・学習の専門家ではない現場であることも多く、宿題をさせてくれるかどうか担保出来ない
・運動療育型と同じく、その習いごと以外のことに対して融通が利かない場合がある
ということが言えます。
4.お預かり型
学校が終わって、一人で留守番をさせておくのも心配だったり、いきいきなど放課後活動の場に、何かしらの理由で馴染めない場合、お預かり型の放課後デイサービスは選択肢の一つに上がると思います。
こんな時代なので、両親共働きのご家庭も多いと思います。どうしても18時を回らないと家に保護者が帰ってこれないというのであれば、放課後デイサービスは比較的融通が効くことも多く、保護者としては利用の選択肢に挙がりやすい放課後デイサービスだと思われます。
デメリットとしては、
・お預かりしている時間の間の活動を支援者が考えるのが大変で、現場が疲弊している。
・集団療育という名の自由遊び時間が多いため、一人の出入りで雰囲気がガラッと変わってしまう。
・本来成長出来たはずの時間をただただ、時間つぶしに費やしてしまうため、成長する機会が減ってしまう
ということが言えます。
5.専門特化型
SST(社会性スキルトレーニング)や、コミュニケーショントレーニング、その前段階としての感覚統合訓練、または、感覚の強化訓練を行います。
感覚の強化とは、「閾値」と言いますが、適切な感度で、五感のセンサーのコントロールをすることです。
決して、感覚過敏の方のさらに感度を上げるという意味ではありませんので誤解しないようお願いします。
アセスメントを保護者や周りの支援者とも共有しながら支援を進めるため、中長期的に見ると、一番お子さんの適性にあった課題や成長のための負荷をかけることが多いです。
デメリットとしては、
・専門家を集めるため、運営側のコストがかかる(あまり誰もやりたがらない)
・保護者としては、預かり型を求めているのであれば、成長のための負荷を望んでいないのに、アセスメントに基づき、そういった支援が行われる可能性がある
・SSTや感覚統合など専門用語が飛び交っているため、一見とっつきにくい。実際は聞いたら分かる言葉で説明してくれることが多い
があります。
どれが望ましいかは、保護者によって選んでいただくのが一番だと思いますが、放課後エジソン児童発達支援・放課後等デイサービスでは、5.専門特化型をメインに4.お預かりも今の期間に入られた方限定でサービス提供もしています。
詳細は気軽にご見学か、まずは電話でお問い合わせ下さい。
06-6990-6888